SNSとマリオゲーム

SNSは高収益が見込まれると考えられていますから多くのゲーム企業が参入しています。
しかし、スーパーマリオで有名な任天堂はSNSへの参入を考えていません。
その理由を考えてみましょう。
まず、SNSでもゲーム売り上げはせいぜい半年で20億円程度です。
しかし、任天堂のマリオカートは2週間で70万本も売り上げています。
つまり、2週間で26億円の売り上げなのです。
これではいくらSNSが高収益だと言っても任天堂のゲームに比べるとかなり見劣りがします。
大手ゲームソフトメーカーの中には専用ソフトの制作を止めてSNSに移行した企業もあります。
中途半端な売り上げではどうしようもないのでしょうね。
実際にSNSのゲームを見ると、かなり高品質です。
売り上げが伸びているゲームほど、ユーザーが求めるものをうまく提供しているのです。
任天堂が家庭用ゲームとSNSの両方を手掛けると言う選択肢もあります。
しかし、それによって制作のパワーが半分となり、どちらも中途半端になることを恐れていると言われています。
ゲーム業界は当たり外れが大きいのです。
当たらなければその製作費を回収することもできません。
任天堂のマリオシリーズは不動の地位を固めたゲームです。

これをしっかり守っていくことも企業として、悪い選択肢ではないと言えるでしょう。
SNSが登場したことで、ネットを使ったゲームの方向性が変わってきたことは間違いありません。
これから10年後の任天堂とマリオゲームはどうなっているのでしょうか。

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